痛み止めで癌の予後が改善する⁉️

こんばんは。

 

今日は一日中雨でした。今週は後1日で週末ですね。祝日を挟むと

1週間終わるのも早いですね。

 

 健康オタクの私はまたまた面白い報告を発見しました。

 

家にある常備薬の痛み止め(ロキソニンとかバファリン)みたいなもので癌の生存率が改善する本当か?

 と思う報告がありました。明らかなエビデンスとまではいかないですが、考え方として一つあるということでお見知り置き下さい。

 

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 今回の報告では、家庭常備薬である低用量アスピリンやその他の抗炎症薬が、頭頸部がんおよび肺がん患者の生存率を改善させてます。

 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は抗炎症作用、解熱作用および鎮痛作用を有する薬物の総称で、低用量アスピリンが最もよく知られてますよね。

 NSAIDはまた、血小板凝集抑制作用を持つため、心筋梗塞脳梗塞といった心血管疾患リスクを低下させるために処方されることが多いと考えられています。

 

 一つ目の研究は、頭頸部扁平上皮がんの治療として、化学療法と従来の放射線療法を受けた患者460人のデータをレビューしてます。このうち、201人は上記の治療を受けている間にNSAIDを使用しており、その結果、NSAIDを使用していた患者では使用していなかった患者に比べ、5年生存率および10年生存率の双方が改善していたことが分かった(それぞれ、64%対56%、38%対30%)。

 二つ目の研究は、早期非小細胞肺がんに対する治療として体幹部定位放射線治療を受けた患者164人を対象とし、74人がNSAID(90%がアスピリンを使用)を併用していた。解析の結果、アスピリン使用者における全生存期間の中央値は2.4年であったのに対し、アスピリン非使用者では2年であり、2年生存率もアスピリン使用者の57%に対し、非使用者では48%であった。

 

 過去にもこういった痛み止めが、癌の予後を改善する報告があったそうですが、その報告をサポートする報告が今回発表されました。

 あくまでこれが正しいというわけではなく、そういう可能性もあるかもということなので予備知識として考えてもらえたらと思います。

 

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